★Freeway★c1962-1964 ウェッジウッド「サマー・ガーランド」P.ウォール作に違いない。名作「スプリング・モーニング」から「夏の花」へ。

出品者は退職の2～3年前には既に彼は病床にあったと想像しています。1962年からはこのカップにある「黒壺にゴールド文字」マークという、派手で立派なものン変わったわけです。　ウェッジウッドの新体制が、スキレーンの時代を閉じる意味でマークを変えようとしたなんて考えたくはないが、その意味も少しはあったかもしれない。安の為、少し高くせざるを得ませんでした。　その後、ガーランドはギリシャ・ローマに伝わり、神事だけではなく、お祝いごとでの装飾品としても使われるようになります。ご了承ください。プラチナとゴールド版がある宝飾的な「ダマジカ」には「リ―」も「ク―ペ」も登場します。　植物を使った装飾品といえば、スワッグというスタイルもあります。リーダーは死の床に。（freeway@deluxe.ocn.ne.jp）　ウェッジウッドが1962年から1964年にかけて製作・販売した「サマー・ガーランド」（Summer Garland）の未使用トリオ。そう考えるのは少し、大袈裟でしょうか。その中には彼のジャパネスクの代表、「ブルーのチャイニーズ・タイガー」などもありました。　このパターンは「リー」のみ。出品者はこれが好きで、随分前に複数取り寄せて出品していました。　アート・ディレクターとして正式採用される以前、美術学校に通いながら当時のアート・ディレクターに師事しながら手描きのカップを作りまくっていたこの天才は、お蔵入りしていたあらゆるカップを引っ張り出しては使っていました。常時50点以上を出品中。男女の天才3人によるあの時代はもう還らないと考えた。同僚タプリンは既にいない。　「リー・シェイプ」はミントンからウェッジウッドに移籍して「ウェッジウッド・ブルー」や「ジャポネスク」をウェッジウッドに移植したアーチスト、トーマス・アレンが1910年頃作らせたシェイプ。+ + +　このは オークションプレートメーカー２ で作成しました 　+ + +No.108.001.003xvpbvx　　　　　　。　少数を完売後、もうないだろうと見ていたのに、USAの未使用品取り寄せ先に1セットだけ在庫になったので、取り寄せました。まだ少数ですがフィギュリンも出品中（アンティーク、コレクション > 工芸品 > 陶芸 > 西洋陶磁 > ロイヤル・ドルトン）込み入ったご質問やお問い合わせは次のアドレスへメールしてください。当然の成り行きだったのではないでしょうか。　カップの高さ６．５ｃｍ、口径８ｃｍ。　以前の組み合わせと同じで、カップは「黒壺にゴールド文字」、ソーサーと17cmサイドプレートは「グリーンの壺に3段のグリーン文字」のバックスタンプ。　病床からもスキレーンは色んな指示はしていたと思われます。師匠でもあったスキレーンが病に倒れたことが弟子であったミリセント・タプリンのウェッジウッド退社（1962年）に繋がったのでは。　スキレーンの死後少しして、ピーター・ウォールはスキレーンを継いでアート・ディレクターの要職を拝命しています。　さて。しかし出品者が手にした製品を辿ると、ヴィクター・スキレーンは戦前に既に「リ―」を使っていました。ソーサーとサイドプレートの直径はそれぞれ、１４．５ｃｍ、１７ｃｍ。あの木の実を明るく少し大きくし、ブルーの花を小さく、薄くして「花のリング」をデザインした。アレンはその晩年に「リー」を使って多くの手描きの名品を残しています。マーク変更は、経営者の交代でもあってのことか。女性の皆様はご存知でしょうがSummer Garlandは、いわゆる「リース」の如き、花や実を繋いだ輪っかのこと。ピーターの心象風景が反映した。スワッグは、「花や葉っぱがついた枝を束ねた壁飾り」を意味し、ひも状に繋がったガーランドとは異なり、花束のような形状をしています。このピーターのデザインも当然、スキレーンは見ている。　ウェッジウッド正史には「1910年後使われなかったリーは1950年に復活した」とあります。3人の天才が落ち目だったウェッジウッドの活気を取り戻し、世界一のブランドへと大躍進させた期間と重なるわけです。恋人同士でガーランドを贈りあうロマンチックな習慣もあったそう。クロネコヤマト便でお送りします。バックスタンプは混合ですが、全て未使用でストックされてきたものです。ぜひご覧ください。「夏の花飾り」という題名ですが、どこか沈んだ感じに見えないですか。 ほかにもたくさん出品しています。グリーンの壺は1950年から1962年に使われていますが、このトリオのものは、1962年にマークを変えようとして、それ以前のブラウンの壺にブラウン文字時代のマークをグリーンにしたものです。　1950年からアート・ディレクターのヴィクター・スキレーンがミリセント・タプリンとピーター・ウォールを使ってカップのデザインを大増産したのがちょうどこの「グリーンのマーク」の時期と一致します。もうなかなか入手できないでしょうから。しかし時を経ず彼はウェッジウッドを退職しています。以前の解説を読んでみると当方の知識も随分増えたのか、ここでは省いていい部分が多い。　ピーターの名作「スプリング・モーニング」の模様の中で、黒い実の実が印象的でした。　このトリオのサイズは次の通り。自分一人で「夢よもう一度」は実現できないと考えたのでしょう。c1962-1964 Wedgwood “Summer Garland” ウェッジウッド「サマー・ガーランド」これはピーター・ウォールの「夏の花」「スプリング・モーニング」の木の実から…「グリーン」+「黒壺にゴールド文字」が混合強い日差し受けた「夏の花飾り」独り残ったピーターの心境は如何に送料は全国無料。私たちにとっても馴染み深いクリスマスリースも、短いガーランドを輪にしたものがギリシャで生まれたのがきっかけだと言われています。「リー」について一つ簡単にまとめておきます。　ウェッジウッドの歴史には書かれてない事項ですが、スキレーンは1965年に退職後、翌66年に亡くなっています。　「ガーランド」の歴史は意外にも古く、紀元前2000年頃の古代エジプトでは、神殿の柱や神の像、儀式の生贄の動物に巻かれていたことが壁画で伝えられており、世界最古のフラワー・アレンジメントとも言われているそう。1951年にヴィクター・スキレーンがデザインした「チャーンウッド」が復活一号とされます。　これを書いているのは2023年4月1日ですが、四月馬鹿ではアリマセン。この時代に既に将来メインで使うカップの形を決めていた。Summerと言うからは、夏の花や実を繋げるのでしょう